初めての留学生ーオーストラリアの女の子(まとめ)

初めての留学生ーオーストラリアから来た女の子

オーストラリアからケイティちゃん(当時13歳)が私(当時14歳)のうちにホームステイしにやってきました。
しかし、彼女とうまくコミュニケーションが取れず、電子辞書で頑張ったり、友達をうらやんだりしましたが、結局仲良くなれないまま最終日となってしまい、彼女を見送った後大号泣してしまいました。

当時の私は英語が話せませんでした。
でも、コミュニケーションというのは、言葉だけではありません。
英語や外国語が話せないからと言ってコミュニケーションが取れないわけではありません。

友達のお母さんのように、「何が飲みたい?」と聞くときに
「What would you like to drink?」と聞く必要はないのです。直接冷蔵庫に行って現物を見せればそれで伝わります。

私の当初の目的は「ケイティちゃんと仲良くなりたい」だったはずです。

当時の私の失敗と、今なら過去の私に言える対処法を書きます。
今から留学生を迎える方や、外国の方とカジュアルなコミュニケーション取るときのヒントになれば幸いです。

私の失敗

1.「英語」に固執しすぎたこと

ケイティちゃんと仲良くなるのに英語があれば楽だったかもしれません。
しかし、英語が話せなくてもほかの手段でコミュニケーションが取れたはずです。
なのに私は「英語ではなんていうんだっけ…」と英語に固執し、英語がわからなければ黙ってしまう、という状態でした。
これではケイティちゃんも「何をまごまごしてるんだろう…?」と不安になってしまいますよね。

2.失敗を恐れすぎたこと

英語で何か思いついても、間違いを恐れて何も言えなかったり、一度聞き返されてしまうと「恥ずかしい」という思いがありました。
英語を話すことに失敗したってどうってことないのに、当時の自分は失敗を過度に恐れていました。
「変な発音だって思われたらどうしよう、伝わらなかったらどうしよう」
「聞き返されたらそこで話が終わっちゃう…」
変なプライドが邪魔して、「失敗するくらいなら何も言わないでおこう」という気持ちになっていました。

3.焦点が「楽しさ」ではなく「上手さ」だったこと

カジュアルなコミュニケーションにおいて、大事なのは「楽しさ」です。上手に英語を話す必要はありません。(ビジネスは別ですよ!)
「上手に英語を話さないと、間違えてはいけない」という、なぜか「英語の試験に臨むような姿勢」でした。
もしはっとされた方、今から「失敗してはいけない」という意識は捨ててください!普段のコミュニケーションは試験じゃないです!

年齢にかかわらず、カジュアルなコミュニケーション、例えば、留学生との他愛のない会話や、道順を聞いたり教えたりするとき、言語のうまい下手は関係ないと思います。
もちろん、正しく丁寧に伝えられるのがお互いストレスはありませんが、逆に間違っているほうがおもしろいコミュニケーションになったりする場合もあるのです。

対処法:外国の方とカジュアルなコミュニケーションを取るときのヒント

1.あるものは何でも使う

伝えたいことがあるとき、その場にあるものは何でも使いましょう。
例えば「何が飲みたい?」を聞きたいとき、飲み物を実際に差し出しましょう。
相手は欲しければ選ぶし、いらなければいらない、何かわからなければ聞いてくるはずです。

言葉だけでなく身振り手振りやオノマトペも使用しましょう。
ケイティちゃんが来た数年後に別のオーストラリア人の女の子をホストしました。
彼女はカンガルーの話をするとき、実際にジャンプしてカンガルーを体現していました。
身振り手振りは英語が話せたとしても使用するとより伝わりやすいと思います。

自分のコミュニケーションの手段を「英語」に限定しないでください。
実物、自分の身振り手振り、机の上にあるもの、何でも使ってコミュニケーションしましょう!

2.失敗を恐れず場数を踏む

コミュニケーションで英語を使わなくても大丈夫!と言いました。
しかし、上達させたいならやはり使うしかありません。
でも、言った言葉が伝わらないかもしれない、間違ってるかもしれない。
失敗したらどうしよう?
怖いですよね。

でも、何事も練習です。経験です!失敗すればするほど学び、できることが増えていきます!使える単語、文法、表現が増えていきます!
言語の練習のいいところは、失敗しても怪我しないところです。
心は傷つきますが…。それでも、強くなるために必要です。

3.楽しむ!

コミュニケーションは楽しみましょう!
言葉が通じないときは、緊張してたり、不安になっていたりすると、悪い意味で心が伝わりやすいです。
私がケイティちゃんを迎えた時がそうでした。
リラックスして、「伝わらなければそれでいいか!」くらいの心構えで行きましょう。
留学生がホームステイするとき、相手の気持ちもこちらの気持ちも同じです。
「仲良くなりたい、わかりあいたい」という同じ気持ちです。

会話も上達させたい場合は、苦手でもアウトプット=誰かと話す必要があるかもしれません。
今はオンライン授業でも1時間 数百円~受けられるものもあるので、週に1回くらいは会話コースを受けるといいかもしれません。

勉強方法についてはまた別の記事でまとめます。

おわりに

カジュアルなコミュニケーションをとるときは
その場にあるものは言葉以外でも何でも使って、
失敗を恐れず、
楽しみましょう!

ケイティちゃんとの思い出は
英語で失敗した中でも1,2を争うぐらい悔しい思い出です笑
あの時、泣きながらかじったカツサンドの冷たさと胸の熱さを私は忘れられないと思います。

なぜならこのことがあったおかげで
そして英語をあきらめなかったおかげで
今私は英語で仕事をしてお金を稼いでいます。
そして「できなかった何かができるようになった」という成功体験を手に入れることができたからです。

できればケイティちゃんにまた会ってみたいですね。
当時は何の食べ物が好きなのか、何色が好きなのか、何にも知ることができませんでした。
今どんな子になっているんでしょう?
奇跡的に名前と苗字を覚えているので、また機会があればFacebookで探してみたいと思います。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました!

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それでは!

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