オーストラリアから来た女の子、ケイティちゃん(当時13歳)のホストファミリーになることになった私(当時14歳)。
足を組みながら呼ばれるのを待っていたケイティちゃんとともに家に帰る車の中では、まず父が話を弾ませようとしてくれました(→私の思う父のすごいところ)
父「アー・ユー・ハングリー?」
ケイティちゃん「uhmm, a little」
父「ワット・ドゥー・ユー・ウォン・トゥ・イート?」
ケイティちゃん「uhmm, what do you reccomend?」
私は二人の会話を聞きながら「私も話したい!」と思っていました。
しかし何も浮かんできません。
しかしこんなこともあろうとかと私は秘密兵器を持ってきていました。
電子辞書です。
当時今以上にあほだった私は「これで無敵だ」と思っていました。
私は必死に例文を探しました。
しかし当時今以上に見栄っ張りだった私は「何か今の話の流れに合う質問をしないと!」と、無駄にかっこつけようとしてました。
何分もかけて例文を見つけましたが、しばらく父とケイティちゃんの会話を聞き、
私「…うーん、今はこの文じゃないな、別のにしよう」
また別の分を見つけて「これだ!」と思い、再度二人の会話を聞いてるとまた違う話題になっていました。
私「このままじゃ全然仲良くなれない…」
一人でまごまごしていると、父も聞くことがなくなってきたようで沈黙が訪れました。
しばらく続いた沈黙も、全く違う話題にできるのでこれはこれで好都合でした。
私は辞書で抽象的かつ分かりやすい例文を見つけていました。
「Are you excited?(わくわくしてる?)」です。
よし、と私は辞書をじっと見て、頭の中で暗唱し、ケイティちゃんに声をかけました。
私「あ、あーゆーえきさいてっど?」
ケイティちゃん「…What??」
私、大パニック。
当時、日本人の「ごめんなさい、もう一回いってくれる?」と自分の非を前提に繰り返すことを要求してくる聞き返ししか知らなかった私は
はっきりと「What?」と言われてしまい、自分の非をまず疑う日本人(私)は「え!?なに!?何がだめだった!?通じなかった!?」とパニックになってしまいました。
海外の方は割とわからないときは「What(何)??」とはっきりおっしゃられるのです。(お友達や家族など近しい関係の時)
私の中では日本語で「は?」といわれたのと同じです。(ケイティちゃんは「わかんなかった!」と軽く言っただけだと思います)
頑張って勇気をもって言い直しました。
私「あーゆーえいさいてっど…?(ちょっと小声)」
ケイティ「…What?? xxxxxxxxxxxx, xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx?(多分「ごめんねわかんなかったからもう一回言ってくれる?」という意味の長い英語を話すケイティちゃん)」
私「(大パニックによりフリーズ)」
私は恥ずかしさとパニックで、言い直すのをあきらめてしまいました。
幸い、数分経つと家に着いたので、私たちは車から降りました。
降り際に父がアドバイスしてくれました。
父「伝わらなくてもあきらめなくていいんだよ。何回も何回も言ってあげて。黙っちゃうと不安になっちゃうんじゃないかな。それで伝わらなかったら別の話をしてあげればいいし」
恥ずかしかったのと、「別の話ができるくらいの英語力が私にはない」ことを伝える気力もなく、私はうなづいて家に入りました。
私の最初に感じた危機感、「このままでは仲良くなれない」は、残念ながら当たってしまいます。
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大阪在住20代後半。日系大手→外資中小企業に転職。マーケティングを担当。TOEIC945点。過去の私が知りたかったことを書いてます。これから同じ経験をしようとしている人の役に少しでも立てばいいな。